こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回から「ハートフル知恵袋」と題しまして
皆さんが根管治療において疑問に思うことや
お悩みになられるようなことについて、
テーマを取り上げて書いていきたいと思います。

第1回目は「根管治療と痛みについて」
書いてみたいと思います。

根管治療の痛みについては、
いくつかのケースが考えられます。

1.「根管治療をしても痛みが引かない…」

初診で来院される患者さんで、
このようなお話しをよく聞きます。

「左下の奥歯に痛みと腫れがあり、
 近所の歯科医院で根管治療を半年間受けたが、
 痛みと腫れが引かず、
 抜歯になるかもしれないと言われた・・・」

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

そもそも痛みの原因は何でしょうか??

答えは、根尖性歯周炎という炎症の病気であり、
炎症の原因は細菌です。
もっと言ってしまえば、
細菌がいなければ当然炎症は起こりません。

ここで皆さんは疑問に思うはずです。

根管治療で細菌を除去、殺菌しているのに、
なぜ痛みがまだあるのかと…

これは、根の中が解剖学的に
複雑な構造をしていることに
起因していると言えます。

根管には側枝という横に伸びている
細長い枝が多くあります。
メインの根管は清掃が可能ですが、
もし側枝に細菌が住処をつくり、
病原性を発揮していた場合は
その部分は清掃困難であり、
殺菌もできないため
成功率が下がる大きな要因になります。

側枝はマイクロスコープを使用しても
見ることも触ることもできません…

他にも細菌のもつ強さというのもあります。
殺菌しても、栄養がなくても
しぶとく生き続ける細菌もいます。

根管治療には、100%の治療はありません。
世界一の根管治療専門医でも
100%の成功率は難しいと言われています。

成功率も根管の状態により、当然変わります。

根の先の病気の有無、
最初の根管治療なのか再治療なのか・・・

根の先に病気がなく、最初の根管治療の場合は
成功率90%ぐらいと言われています。

根の先に病気があり、再治療の場合は
70%ぐらいと言われています。

しかし、この場合に根の先の病気が大きかったり、
また他にも穴があいているなど問題がある場合は
50%ぐらいになると言われています。

ここでさらに皆さんは疑問に思うはずです。

「治らなかったら、どうすればいいの?」

通常の根管治療、ラバーダム・マイクロスコープを
使用した根管治療を行っても
治癒に至らない場合は、
外科的根管治療へ移行します。

ハートフル歯科でも、
このような順序で対応しております。
外科的根管治療までを含めて、
根管治療と考えていただければと思います。

それでも、予後不良の場合は
抜歯を考えなければなりません…

もちろん、そのようにならないために
最善を尽くす努力をハートフル歯科一同、
心がけております。

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科