こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、前回に引き続き「歯根破折」について
書きたいと思います。

前回の症例は被せ物を除去時に
破折と診断できた症例でした。

今回の症例はマイクロスコープで
確認しても破折しているとすぐに
診断できず、CTにより
破折の確認ができた症例です。

根管治療を行っていると、
違和感などの症状や
フィステル(膿の袋)がなかなか
消えず、マイクロスコープで
確認しても、治癒に至らない
原因の特定ができない
ことがあります。

そのような場合は、CTによる
3次元的な画像診断が
有効的です。

ここで、下記の症例をご覧下さい!

<症例⑨>
40代 男性
主訴:右上前歯
   歯肉に膿の袋のような
   ものができている。
    

術前に口腔内を確認した時に、
過去に根管治療がされている歯でした。
そして、フィステルが認められ、
歯の動揺がありました。
    

   

   
術中のレントゲン写真です。
フィステルがなかなか消えないため、
レントゲン写真を撮りました。
すると、ガッタパーチャポイント(根のお薬)が
まだ残っており、
さらに、赤丸印部分において何か薬のようなものが
横に出ているのが確認できます。

そこで、歯根破折を疑いCT撮影を行いました。

   
 

   
CTの拡大画像です。
赤丸印をご覧下さい。
破折線が認められます。
かなり大きな水平的な破折です。

この歯は根管治療では治癒は難しく、
保存不可能と診断しました。

このようにCTは原因の特定診断などに
有効に活用することができます。

ハートフル歯科では、最近RF社のCTを
導入しました。
非常に精度が良く、また撮影から画像解析
処理までのスピードも速いです。
臨床において非常に助かっています(笑)

CTが全てを解決してくれるわけでは
ありませんが、マイクロスコープも含めて
どのように使用するのが
より効果的であるか考えながら
診療を行うこと!

これが、とても大事であると思います。

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科